既婚者に遊ばれた!そう気がついたとき、目の前が真っ暗になったのでは?彼氏が既婚者だったことが許せないし、仕返ししたい気持ちは当然です。
倍返しだな!
私はそこそこ長い経歴のカウンセラーですが、あなたと同じように傷つき、怒りに震えた女性たちの相談を数多く受けてきました。「なぜ私だけが苦しまなければいけないの?」「彼にも同じ思いをさせたい」。そんな気持ちに押しつぶされそうになっているあなたへ、大切なアドバイスがあります。
ただの仕返しで終わらせるのはもったいない。グッサリえぐってやろうぜ。ただし怒り感情のままで突っ走ると、その仕返しはあなた自身にも返ってくる。人を呪わば穴二つとはよく言ったものです。
そこで今回は、彼氏が既婚者だったときの仕返し方法を具体的に解説。既婚者に遊ばれた場合であっても、やってはいけないNGな仕返しもついでに紹介します。そして彼氏が既婚者だったとしても、やっぱり好き…で復縁したら?
残念ながらその復縁は長続きしにくい。その理由もまとめました。
既婚者に遊ばれた!彼氏が既婚者だったときの仕返し方法
交際期間2年。「来年結婚しよう」と約束していた矢先、彼の既婚者の事実が発覚。SNSで偶然見つけた奥さんとの写真、そして幼い子どもとの家族写真。突然の事実に打ちのめされ、心が張り裂けそうな思いをされているのではないでしょうか。
彼氏が既婚者だった…残酷な現実、仕返ししたいよね
既婚者に遊ばれたから仕返ししたいという気持ちはとてもよく分かります。怒りと悲しみ、そして深い絶望感が渦巻いているはずです。
じゃ、さっそく!彼氏が既婚者だったときの仕返し方法、もちろんあなたではなく、彼氏だけにダメージが行くようなパターンを紹介します。でもまあ、あなたも完全な無傷では済まないけどね。
彼氏の寝顔や二人きりのときの画像をLINEで送る
彼氏が既婚者だったから仕返ししたいという思いから、証拠写真を送りつけることがまずは簡単です。
すぐできるネ
ただし、その画像の送信先は彼氏のみです。妻に送ってはいけない。
先日も、32歳のOL・Aさんから相談を受けました。3年間交際していた彼氏が既婚者だと発覚し、怒りのあまり、二人で撮った写真やLINEのやり取りをすべて奥さんに送ろうとしていました。旅行先で撮った水着姿の写真や、ホテルでの親密な様子が映った画像など、決定的な証拠を突きつけたい気持ちはよく理解できます。
しかし、これは非常に危険な選択です。なぜなら、こういった行為は脅迫や名誉毀損、ストーカー行為として訴えられる可能性が高いからです。実際、Bさん(28歳)のケースでは、怒りにまかせて写真を送った結果、交際相手の妻から300万円の損害賠償を請求され、生活が破綻してしまいました。Bさんが既婚者に遊ばれた被害者だったのにも関わらず。「最初は満足感があったけど、あの行動を後悔しています」というBさんの言葉が胸に刺さります。
これらの証拠は別の形で活用しましょう。デートの写真、LINEのやり取り、メールの履歴、ホテルの領収書など、すべては慰謝料請求の際の重要な証拠となります。写真や会話の記録は日付順に整理し、スクリーンショットを保存。音声データがあれば、それも残しておきます。
これらは弁護士に相談する際の重要な資料として使うほか、彼氏にちびちびLINEするだけで、いつでも不安な状態に留め置くことが出来ます。そう、「いつかバラされるかも…」の恐怖です。
手切れ金を要求する
既婚者に遊ばれたから仕返ししたいと考えるなら、正当な権利として慰謝料を請求する方法があります。
手切れ金です
42歳の会社員・Cさんの例を見てみましょう。Cさんは彼氏と2年間の交際期間中、海外旅行に300万円、食事代に月平均5万円、さらにブランド品のプレゼントなど、総額で800万円以上の支出がありました。結婚を約束されていただけに、精神的なダメージも計り知れません。だが、彼氏が既婚者だった…というわけ。そりゃ、仕返ししたいよね。
そこで弁護士と相談の上、以下の証拠を整理して請求を行いました。
- 海外旅行やホテルの領収書(2年分)
- 食事やデート代の明細(クレジットカードの履歴)
- 結婚を約束した際のLINEやメールのやり取り
- 二人で撮影した写真(場所と日時が特定できるもの)
- プレゼントの領収書や写真
- 彼氏が独身を装っていた証拠(LINEのスクリーンショット)
- 相手の既婚者である証拠(SNSのスクリーンショットなど)
結果として、示談金として500万円を受け取ることができました。「お金で心の傷が癒えるわけではありませんが、新しい人生を始めるためのきっかけになりました」とCさんは語ります。既婚者に遊ばれた仕返しとしては、悪くない着地点と言えましょう。
妻に近づいて仲良くなる
彼氏が既婚者だったから仕返ししたいという思いから、奥さんに近づこうとする方も少なくありません。
リアル・ホラーだ
35歳の事務職・Dさんは、相手の奥さんが通うヨガ教室に入会し、徐々に親しくなっていきました。「最初は復讐を思い留まろうとする行動でした。妻がオバサンなら、別にもういいかと。でも奥さんの優しさに触れるたびに、既婚者に遊ばれた自分がみじめだし仕返ししたい思いはどんどん強くなりました」とDさんは振り返ります。
結局、その関係は半年で終わりを迎えました。奥さんは夫の不倫に気付いていましたが、子どもたちのために離婚を選択せず、必死に家庭を守ろうとしていたのです。「私は彼女を大好きなのに、さらに苦しめてしまう。そのことに気づいたとき、彼氏が既婚者だったことをマジで許せないと思いました」というDさんの言葉が印象的です。
しんどい話だ。
顔出しSNSで偽の「婚約報告」をする
既婚者に遊ばれたときの仕返し方法として、SNSでの情報発信を選ぶケースもあります。
Facebookとか、顔出ししているやつね
27歳のWebデザイナー・Eさんは、彼氏が既婚者だったと知ったとき、Facebookにあえて「婚約が決まりそう」という投稿を行いました。もちろん彼氏とのラブラブ写真を投稿。絶妙に彼氏の顔を一部隠していたものの、共通の知人にはバレバレなレベルです。彼氏にも「婚約したの?」とお祝いのメールが届き大騒ぎになりました。
ちなみにEさんの彼氏、自分が既婚者という事実は伏せており、「結婚したいね」「二人だけで暮らしたいね」などとLINEしていたのです。バカだよね。
そのLINEのスクリーンショットも、EさんはFacebookにドーンと掲載したのでした。
既婚者の彼氏の勤務先(人事部)に「不倫していますよ」と情報提供する
勤務先への告発も、彼氏が既婚者だったときの仕返しあるある。38歳の看護師・Gさんは、大手企業に勤める元彼の不倫を会社に告発しました。その際にGさん自身が送ったことは明かさず、Gさんと彼氏のツーショット写真、ホテルのベッドで過ごす写真を同封し、「この方は、御社の○○さんで間違いありませんか?お相手の女性は妻でないようですね」とだけ書き添えました。
何か要求するような文面はダメ
その彼氏、日系企業のお堅い業種だったので、この告発をきっかけに左遷。既婚者に遊ばれたから仕返し…としては、なかなかのインパクトでした。
「不倫をした彼は確かに非難されるべきです。でも、告発によって彼の家族まで路頭に迷わせてしまうことは、新たな被害者を生むだけだと気づきました」などとGさんはしおらしく語りますが、カウンセリングの場では本当にすっきりとしたいい笑顔でした。
まさに憑き物が落ちたような…との印象を持ったことを覚えています。
彼氏が既婚者だったと知らなかった!既婚者に遊ばれたのが事実でもNGな仕返し5選【やってはいけない】
突然の衝撃的な事実発覚で、怒りと悲しみが押し寄せている…のですね?彼氏が既婚者だったなんて、ひどい話だ。既婚者に遊ばれたことへ仕返ししたい。それだけをより所にしているのなら…。
まずは冷静になりましょう
「既婚者に遊ばれたから仕返ししたい」という気持ちはよく分かります。でもその怒りの矛先ややり方を間違えると、あなた自身が法的トラブルに巻き込まれたり、取り返しのつかない結果を招くのです。ここでは、私が実際に相談を受けた事例をもとに、絶対に避けるべき行動とその理由を詳しく説明していきます。
彼氏の妻にバラす(不倫共犯者として自分も加害者になってしまう)
彼氏が既婚者だったから仕返しするパターンで最もよくある行動が、奥さんへの告発です。先日も、3年間交際していた35歳の女性から相談がありました。彼女は婚約間近だった彼氏の既婚者発覚後、すぐに奥さんへ証拠写真付きのメールを送ったそうです。
だがこれは悪手だ
さて、結果はどうなったでしょうか。奥さんは確かにその事実を知りましたが、逆に「家庭を壊した」として慰謝料数百万円を請求してきました。さらに、奥さんの親族からも執拗な追及を受け、精神的に追い詰められ、最終的に転職を余儀なくされたのです。
法的には、たとえ既婚者と知らなかったとしても、結果として不倫関係にあった事実が重視されケースもあります。そして、自分から奥さんに告発することで、共犯者としての立場が確定してしまうのです。
既婚者の元彼の子供に声をかける
「既婚者に遊ばれたから仕返ししたい」という思いから、相手の子供に接触しようとするケースがあります。私の相談室にも、子供の通学路で待ち伏せして「お父さんの本当の姿を教えてあげたい」と考えていた女性が来られました。
ヤバいパターンです
これは絶対にやってはいけません。先月も、元彼の中学生の娘のSNSを特定し、父親の不倫の証拠写真を送りつけた女性が警察に通報される事態となりました。結果的にその子は心的外傷を負い、不登校になってしまいました。
子供は完全な被害者です。親の行為とは無関係の子供を傷つけることは、決して許されない行為です。また未成年者への接触は、ストーカー規制法違反や強要罪の対象となる可能性があります。
「自傷行為をしてやる」と匂わせる
彼氏が既婚者だったことへの仕返しとして、「死んでやる」「自殺する」といった脅迫めいた言葉を投げかける方がいます。つい先日も、「あなたのせいで死にます」というメッセージを100回以上送り続けた28歳の女性もいたな。
病院のご厄介になったぞ
このような行為は、刑事罰の対象となるだけでなく、あなた自身の心も深く傷つけます。実際、自傷行為をほのめかした後、本当に精神的な問題を抱えてしまったケースも少なくありません。一時の感情で、取り返しのつかない選択をするのは避けましょう。
SNSに彼氏の個人情報と不倫の事実を投稿する
SNSでの暴露をすることで、既婚者に遊ばれたことの仕返しをしようとするケースもあります。最近の例では、不倫相手の顔写真と実名、勤務先をX(旧Twitter)に投稿した女性が話題になっていた。名誉毀損で訴えられるリスクを指摘され、しおしおと引き下がっていましたっけ。
自分も晒されますよ?
たとえ証拠があっても、このような形での暴露はいけませんね。さらに、一度ネット上に出た情報は完全な削除が難しく(デジタルタトゥーだ)、予期せぬ形で拡散される可能性もあります。そして、その責任はすべて投稿者に及びます。匿名のつもりでも開示されちゃうよ。
彼氏の自宅や職場に何度も行く・連絡を繰り返す
彼氏が既婚者だったから仕返してやる!と、執拗な追跡や接触を試みる方もいます。LINEや電話を繰り返すのが王道パターン。先日の相談では、元彼の職場に3か月間毎日通い詰め、最終的にストーカー規制法違反で警察に怒られていたぞ。
自主的な夜討ち朝駆けであった
毎日のメール、深夜の電話、職場への付きまとい。これらの行為は、立派なストーカー行為です。その結果、前科がつけば、新しい就職も困難になってしまいます。さらに相手の家族を含め、周囲の人々を不安に陥れることになります。アンタ、悪魔か。
このような行動は、あなたの大切な時間も奪ってしまいます。確かに今は辛いでしょう。でも仕返しするならスマートにやらなくてはね。相手もろとも自分も闇討ちするような自爆行為は愚の骨頂です。
彼氏が既婚者だったのが許せない!仕返しその後も忘れられなくさせるコツと魔法の言葉
長年のカウンセリング経験から、私が最も心を痛めるのは、既婚者に遊ばれた女性たちの涙です。
聞いている僕も辛いっす
特に、彼氏が既婚者だったと発覚した時のショックは計り知れません。許せない…と思うのは当然だ。だから仕返しを考えるわけだが、せっかくならその効果が長く続く方法も検討しませんか。
彼氏が既婚者だったから仕返ししたその後、じわじわと後悔させる、あるいは彼氏が不安に感じ続けるようなやり方を紹介しましょう。悪用厳禁ですよ?
既婚者と発覚後に音信不通となる
彼氏が既婚者だった場合の仕返し(じわじわ効くヤツ)、その最初の一手として、完全な接触断絶をお勧めします。これは単なる仕返しではなく、あなたを守るためにも有効。既婚者に遊ばれた怒りと悲しみで、すぐに相手を問い詰めたくなるのは自然な感情です。でも、その衝動を抑えることが、長期的には最善の選択となります。
既婚者に遊ばれたと気がついたらまず音信不通
相手からの連絡には一切応答せず、SNSもブロックしましょう。未読無視、察しろだ。「彼氏が既婚者だった」という事実に向き合うには、まず心の整理をする時間が必要です。
そして連絡がない…空白の時間こそ、既婚者の彼氏を不安にさせるトリガーです。
「一生許せないし、不倫の証拠も保管しています」とLINEしてブロックする
彼氏が既婚者だった証拠は必ず確保しておきましょう。それが仕返しへの前準備。メールやLINEのやり取り、デート時の写真、レシート、ホテルの領収書など、関係性を証明できるものを整理して保管します。そして最後の連絡として、短く毅然とした態度でメッセージを送ります。
「一生許せないし、不倫の証拠も保管しています」
反論は受け付けない
ここで重要なのは、感情的な言葉を避け、事実だけを淡々と伝えることです。確かに既婚者に遊ばれた事実はあるので「証拠は全て保管してあります」という一言は、相手に強いプレッシャーを与えるはずです。送信後は即座にブロックし、これ以上の接触を絶ちましょう。
妻と仲良くなって年賀状を毎年送る
これは少し異なるアプローチですが、効果的な方法の一つです。奥様と直接的な接触を図るのではなく、年賀状という形で存在を知らせ続けます。決して不倫の事実を告げるわけではありません。ただ、毎年必ず届く年賀状は、相手の心に確実な不安を植え付けるはずです。
既婚者に遊ばれたことの洗練された仕返し。陰にこもった怖さがある。
彼氏が既婚者だったらいたたまれないね
この方法は、相手に法的なリスクを及ぼすことなく、精神的なプレッシャーを与え続けることができます。ただし、過度な干渉は逆効果となる場合もあるため、節度を持って行動することが重要です。
弁護士に相談し「既婚者に遊ばれた」と慰謝料を請求する
既婚者に遊ばれた仕返しとして法的手段を取ることで、相手に責任を取らせることも可能です。不倫による精神的苦痛に対する慰謝料請求は、れっきとした権利です。弁護士に相談し、証拠を提示することで、具体的な請求額や交渉方法を決めていきます。
感情的な復讐ではなく、あくまでも法的な権利行使として進めることが重要です。彼氏が既婚者だったことの慰謝料請求は、単なる金銭的補償以上に、相手に自身の行為の重大さを認識させる効果があります。ザ・仕返しだ。
丑の刻参りをしている動画を彼氏にLINEする
これは実際に行うのではなく、相手を牽制する心理的な方法として考えてください。彼氏が既婚者だったことへの恨み。丑の刻参りの動画を送ることで、あなたの怒りの深さを印象付けることができます。ただし脅迫とみなされないよう、慎重に行動することが重要です。
「神社に行ったよ」くらいのメッセージでね
このような心理的なアプローチは、相手に対して強い印象を残すことができます。既婚者に遊ばれた恨みを仕返しにたくす。ただし必ず法的な範囲内で行動し、自分自身の品位を保つことを忘れないでください。
結論として、仕返しは必ずしも破壊的な行動である必要はありません。建設的な方法で自身の権利を主張し、心の整理をつけていくことが大切です。この経験を糧に、より良い人生を歩んでいくことが最高の仕返しとなるはずです。
だから迷う必要は…ないよ。
既婚者に遊ばれた…でもまだ好き!既婚者だった彼氏に仕返しして復縁しても長続きしにくい理由
真剣に付き合っていた彼氏が既婚者だと分かった時の衝撃は、天地がひっくり返ったようなショック。目の前が真っ暗で、マグマのように怒りが沸騰する。
そんな様子、多くのカウンセリングで見てきました。既婚者に遊ばれたから仕返ししたいとそれは当然の帰結です。でも、その怒りと「まだ好きだ」という感情が交錯して、どうしていいか分からなくなっているのではないでしょうか。
彼氏が既婚者だったけど…でも
だがしかし、残念ながら既婚者に遊ばれたことに仕返しして、それをきっかけに復縁しても、それは長続きしにくい。その理由を具体的に解説しましょう。
既婚者だった彼氏に仕返し後の復縁は長続きしにくい
先日も、こんな相談がありました。「彼氏が既婚者だったから仕返しをして、それをきっかけに彼が離婚を決意してくれました。でも復縁して半年、私の心が休まる時がありません」
しんどい日々が続くだけだ
これは珍しい例ではありません。既婚者の彼に遊ばれた…でも仕返しをした後、相手が離婚して復縁したケースを数多く見てきましたが、ほとんどが1年以内に破綻しています。
その大きな理由は、最初の出会いから築かれた関係が「嘘」で塗り固められているからです。彼は「家族の介護で忙しい」「単身赴任中」など、様々な嘘を重ねて関係を続けていた。元妻と彼女の両方にいい顔をしていた。その事実は消せません。「今は本当のことを話してくれている」と信じたくても、今度はあなたが疑心暗鬼になってしまうのです。
浮気した男はまた繰り返す
私の経験から言えば、既婚者に遊ばれたことで仕返しをして復縁したカップルの約8割が、新たな浮気問題に直面しています。ある女性はこう話していました。「彼は私のために離婚までしてくれた。でも先日、彼の携帯に見知らぬ女性からのLINEを見つけてしまいました」
出会いの時点で、彼氏が既婚者だったという事実は重い
これは決して偶然ではありません。既婚者でありながら妻以外の女性に恋愛関係を持つということは、二重生活に慣れているということです。家族に対する罪悪感が薄れ、嘘をつくことへの抵抗が少なくなっています。このような人は、新しい関係を見つけては同じパターンを繰り返すのです。
浮気歴のある彼氏を心からは信用できない(束縛してしまう)
「彼氏が既婚者だったから仕返しをして、その後真剣に向き合ってくれています。でも、仕事後の飲み会が入るたびに胃が痛くなります」これは、最近の相談者の言葉です。
彼の行動を追跡アプリでチェックしたり、SNSの投稿をすべてチェックしたり、同僚の女性との会話内容まで確認したり。そんな自分が嫌になるけれど、不安で仕方がない。これが、不倫経験者との復縁後によく見られる状況です。
私が見てきた多くのケースでは、この不信感から来る束縛が、関係をさらに悪化させていきます。相手を信頼できないストレスと、監視する自分を責めるストレスの両方に押しつぶされていくのです。既婚者に遊ばれたトラウマは、仕返ししても容易には消えませんね。
復縁後に妻から訴えられるリスク
既婚者に遊ばれたから仕返しをした。そのは復縁した。この事実には法的なリスクも伴います。ある女性は、復縁後に元妻から慰謝料請求を受け、数百万円の支払いを求められました。「彼との関係を続けたことで、離婚の原因を作った」という理由です。
やっぱりね、彼氏が既婚者だった時点で基本はアウトなんですよ。
不倫による離婚後も、元妻には慰謝料請求権が残ります。特に、仕返しの過程で不倫の証拠を残してしまっている場合、訴訟のリスクは格段に高くなります。LINEのやり取り、デート時の写真、ホテルの領収書など、あらゆるものが証拠として使われる可能性があるのです。
慰謝料の支払いが重い負担になる
「彼氏が既婚者だったから仕返しをして、その証拠が元妻の手に渡り、高額な慰謝料を請求されました」という相談も少なくありません。慰謝料の支払いは、新しい生活を始めようとするカップルにとって大きな負担となります。
実際のケースでは、300万円から1000万円という金額が請求されることも。示談だと金額は青天井だ。分割払いに応じてもらえても、毎月の返済が何年も続きます。このような金銭的な重圧は、せっかく築こうとした関係に大きな影を落とすのです。
そして多くの場合、慰謝料支払いの過程で、お互いを責め合うような状況に発展していきます。「あなたが既婚者だと言わなかったから」「あなたが仕返しをしたから証拠が残った」といった具合に。結果として、関係が徐々に冷めていってしまうのです。
彼氏が既婚者だった…遊ばれたとしても仕返し・復讐にはリスクがある
既婚者に遊ばれたから仕返ししたい気持ちは分かります。けれど、その行動によって自分が背負うことになるリスクを知っておくことは大切です。彼氏が既婚者だったことを黙っていたし、自分は騙された被害者だ。
それは事実だが、だとしても仕返しや復讐することにはリスクがセットなんです。
それでも仕返しするかい?
人を呪わば穴二つの「穴」とは、墓穴のこと。ここでは復讐行為が招く可能性のある問題について、実例を交えて解説します。
慰謝料請求や訴訟に発展するケースの実例
長年の経験から、復讐行為が思わぬ方向に発展するケースをたくさん見てきました。例えば、相手の職場に真実を告発する電話をしたことで、逆に名誉毀損で訴えられたり、慰謝料300万円の請求を受けたりするケースです。たとえ彼氏が既婚者だったから仕返ししたくても、法的には「不倫の共犯者」という立場になってしまいます。
特に気をつけたいのは、SNSでの投稿です。実名を出さなくても、特定可能な情報を書き込めば、深刻な事態を招きます。「既婚者に遊ばれたから」「相手が悪いから」という考えは通用せず、むしろあなたの社会的立場を危うくするだけです。
社会的信用や将来の恋愛に及ぼす悪影響
既婚者に遊ばれたから仕返しするような行動は、意外なところであなたの将来に影響を与えます。例えば、職場での評判や、友人関係にも波及することがあります。特に深刻なのは、次の恋愛におけるマイナスの影響です。
「不倫トラブルを起こした人」というレッテルは、なかなか消えません。彼氏が既婚者だった事実も、案外とたいして同情を引きません。結婚相手を探す際にも、このような過去は大きな障害となるはずです。新しい恋愛のチャンスを自ら潰してしまわないよう、慎重に考える必要があります。
相手の家族を巻き込んでしまう深刻な事態
復讐行為は、往々にして罪のない人々を傷つけることになります。特に相手に子どもがいる場合、その子どもの人生にまで影響を与えてしまうのです。また、相手の両親や兄弟姉妹まで巻き込むことになれば、想定以上に事態が複雑化します。
いや悪いのは、彼氏が既婚者だった事実なのですがね。既婚者に遊ばれたあなたが仕返ししたいのは当然だけども。
結果として、あなたの心の負担も比例して重くなります。「家庭を壊した」という後悔の念は、一生消えることはないでしょう。復讐の代償があまりにも大きいことを、ぜひ理解してください。
関係者全員が心に傷を負う結果になった体験談
彼氏が既婚者だった事実を許せず、既婚者に遊ばれた…と仕返しや復讐に走った方々の多くが、「誰も得をしなかった」と語ります。相手の奥さんは深く傷つき、子どもたちは両親の関係に不信感を抱き、相手本人は社会的信用を失い、そして何より、復讐を実行したご本人が癒えない傷を負うことになります。
心の傷を負った奥さんから執拗な追及を受け続けたり、子どもたちから恨みの言葉を投げかけられたりするケースもあります。そうした状況は、あなたの心をさらに深く傷つけるはずです。
復讐後も消えない苦しみと虚しさの本音
既婚者に遊ばれた後に仕返しして一時的なスッキリ感は得られても、その後にやってくる虚しさは想像以上です。相手の人生を狂わせることができても、自分の心は少しも癒されないことに気付くのです。むしろ、新たな後悔や罪悪感が芽生え、さらなる苦しみを抱えることになります。
しかも彼氏が既婚者だった事実は消えない。
この苦しみから抜け出すのは、復讐前の状態より遥かに困難です。なぜなら、今度は「自分が選んだ行動の結果」として受け止めなければならないからです。
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